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zoom RSS ヤブコウジ(藪柑子)とセンリョウ(千両)

<<   作成日時 : 2008/12/01 21:43   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

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昔、花壇縁に何本か植えて置いたヤブコウジ(藪柑子)が年々細ってきており、今年は遂に株が消えてしまった。

その代わり別の場所に2年前から植えてある「オオミノヤブコウジ(大実の藪柑子)」の株が殖えて来て、実付きは悪いものの円らな赤い実を結んでいる。
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小さな花は薄桃色で7月初旬に咲いていたのだが、今年は撮り損なった。
また傍に植えてある斑入り葉のヤブコウジにも花が咲いていたのに、去年同様実が出来てこなかった。
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ヤブコウジ(藪柑子)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木で、日本、中国、朝鮮、台湾の山林や森のへりに自生して、日本では約60種があるそうだ。
「柑子」は甘い果実の意味だが、別名にヤマミカン、ヤマリンゴ、コウジなど地方によって呼ばれており、真っ赤な実は万葉ではヤマタチバナ(山橘)として歌にも詠まれている。

ヤブコウジはセンリョウ(千両)、マンリョウ(万両)、カラタチバナ(唐橘)、アリドウシ(蟻通し)と共に古くからお正月飾りには欠かす事の出来ない縁起植物である。
カラタチバナは百両 ヤブコウジは十両 アリドウシは一両とも呼ばれ、お金を生む木「金生樹」と呼ばれていたそうだ。

カラタチバナ同様、江戸時代、明治時代末まで何度もブームが起きて、過熱を鎮めるため取引禁止条例までできたそうだが、今では常緑低木として和風花壇の根締などに使われている。
実が出来るためには、日陰でなく明るい半日蔭が良く、寒風の当たらない場所がいいようだ。

花壇縁に植えし縮緬藪柑子今年は遂に株の消えゆく

葉隠れに山橘の円らな実射しこむ冬陽に大実照り映ゆ

この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む」(万葉・巻11-4226大伴家持)

むらさきにいとをぞわがよる足引の山たちばなをぬかんと思ひて(柿本人麻呂)

庭石を斜(はす)にすべれる真冬日の日かげに宿る藪柑子の実に(若山牧水)

実方の墓辺に生ひしやぶかうじ人に抜かれて歌によまれけり(正岡子規)

                                 <参照:ヤブコウジの花:2007/7/6>
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<ヤブコウジ(藪柑子)>
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
学名:Ardisia japonica
別名:十両
原産地:日本、中国、朝鮮半島、台湾
花期:7〜8月
性状;常緑小低木 高さ10p程、地下茎で繁殖。
管理:明るい半日陰、寒風を避ける






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       <センリョウ(千両)>

<左:センリョウの花(2008/5)〜>
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今年もあっとい言う間に12月に入ってしまった。
1年で一番慌ただしい月だが、お正月の花材となるセンリョウ(千両)が今年も実をつけて赤くなってきた。

一昨年は見事な実つきだったが、去年暮れにバッサリ剪定したので、その後枝が伸びずに貧弱な枝ぶりで実つきも悪い。
これでも一応何とか用をなしてくれそうだ。
庭木の実のものがなくなるとこちらの千両も鳥に食べられるので袋かけし、このまま暮れまで保ってくれると有難い。

マンリョウ、カラタチバナ、ヤブコウジはヤブコウジ科ヤブコウジ属であるが、センリョウだけはセンリョウ科センリョウ属である。
花はヤブコウジ属のものと違って米粒のようだ。
雌雄ある両性花として一番単純で、花弁も萼もなく、1つの花には1個の雌しべと1本の雄しべがあるだけで、黄緑色の球が子房で、その先のふくらみが柱頭だそうだ。

センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジも暖地性常緑小低木で寒さにやや弱く、特に冬期の乾いた寒風に弱くて暖かい所を好むそうだ。
真夏の直射日光が当たる所は避けて半日陰でも充分育つ植物だ。

カレンダーを捲れば遂に十二月千両の実も赤く膨らむ


ゆたかなる思いふくらむセンリョウの赤い実つぶつぶこぼれたりして(鳥海昭子)

<センリョウ>
センリョウ科センリョウ属
学 名:Sarcandra glabra 
別名:クササンゴ(草珊瑚)
原産地:アジア東南部、日本(本州中部地方以西・四国・九州・沖縄)
花期:6〜7月
性状:常緑小低木  樹高:50〜100cm
黄色い実のなるキミノセンリョウもある。
増やし方は挿し木、果肉を取って1月から早春に種まき。

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど、この仲間の花にはあまり注目しtことがないので、新鮮です。
マンリョウの花だけは目立つので気がつくのですが・・・
ヤブコウジが日本に60種類もあるのですか、驚きました(いつもの事ですが)
お正月もマンネリしてきたので、実物の世界を開拓すると面白いでしょうね。
ミセスサニー
2008/12/01 23:33
今晩は。
懐かしい植物を3年ぶりに見せていただきました。
育てていたのです・・・千両は早くから網を被せて・・・
黄色は実が付きにくく、赤が多かったです。
庭が亡くなってから、お隣さんがお正月の千両を沢山切って、持ってきてくださいます。
黄色は種から大きくしたのですよ。
赤と同じところに植えていると、受粉でなのでしょうか・・・最後は赤の色に近かったですよ。(笑)
たまゆらさん・・しっかり実が付いていますね。
ヤブコウジ・・そんなに種類があるとは知りませんでした。
 何処だったかなあ・・・桂離宮・・・苔むした庭一面に見事なヤブコウジ・・印象にあります。
やろい
2008/12/02 21:17
ミセスサニーさん、こんにちは。1日、夜分のコメント有難うございました。
小さい実のものの花、目がいきませんよね。
デジカメさまのお陰で花を観察出来て有難いです〜。
マンリョウはたくさんの花が咲くので何時も気がつきます。
ヤブコウジ、店ではそんなに種類を見ないですね。縮緬系と斑入り葉は育てて見ました・・
ミセスサニーさんはアイデアマンでらっしゃるので、お正月飾り、お楽しみでしょうね〜。
去年は庭のオモト、センリョウ、ナンテン、スイセン、そして求めたハボタンで床飾りしました〜。

ミセスサニーさんへ
2008/12/03 14:56
やろいさん、こんにちは。夕べコメント有難うございました。
何でも育ててらっしゃったので、植物にお詳しい訳ですね^。
センリョウの黄色を種から大きくなさったのですね。難しそうです〜。
マンリョウは鳥の落し物であちこちから出てくれますが、センリョウは生えてこないです〜。黄色と赤を一緒に植えると、やはり赤っぽくなるのですね。
今年黄色の小さな株が出回っていたので、求めて傍に植えようと思いましたが、やはり別場所がいいですね〜。
お正月用花材、暮れに求めるとお値段が釣り上がっていますよ。お隣さんから、暮れに持って来て戴いて有難いですね〜。
今年の実つきは悪かったですが、これで何とか間に合いそうです。
ヤブコウジ、お寺などの庭に似合いそうです〜。
やろいさんへ
2008/12/03 15:08
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